2017年8月17日木曜日

尿素サイクル異常と高たんぱく質食の関係について



こんにちは。
mitinecoです。

今回は、前回の記事(高たんぱく質食について)の続きですね。
前回記事や関連のものへのリンクも載せておきますね。










今回は私の書いたコメントについて、少し詳しく紹介していこうと思います。

尿素サイクルの異常の見分け方や対処法についてですね。



|尿素サイクルの異常とは


人間の体はたんぱく質を分解して、筋肉の材料にしたり、皮膚や臓器などの細胞を再生させたりしています。

分解して利用する過程で、アンモニアなどの物質が生まれるのですが、使わない物質が体内にあってもよくないため排出するワケです。

この排出システムのことが尿素サイクルです。

アンモニアは反応しやすい物質なので、そのまま排出しようとすれば尿道などで結晶化してしまい、内臓を傷つけてしまうことがあります。

そのため、アンモニアを尿素に変えることで、内臓を傷つけないようにして排出するのです。本当に人間の体ってよくできていますよね。

尿素サイクルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧くださいませ。画像付きで分かりやすく紹介されています。


この排出システムに異常があると、たんぱく質をとり過ぎたときにできる副産物や、余ってしまったものを、うまく排出できないために様々な問題が起きるのです。



|肝臓と腎臓を悪くすると体内を傷つけてしまう


基本的に尿素サイクルに異常がある場合には、たんぱく質やアミノ酸のとり過ぎはよくありません。

たんぱく質を分解する肝臓、余ったものを排出する腎臓ですが、もう少し細かく見ると、肝臓がたんぱく質の分解やアンモニアの分解をして、腎臓が血液から尿素などの余分なものを排出する感じです。

肝臓は体内の余ったものなどを解毒(無害な状態に変える)してくれます。そのため、たんぱく質やアミノ酸が多いほど、肝臓は働かなくてはなりません。



肝臓の能力以上に解毒が必要となったとき、体は肝臓を守るために、解毒をしないまま排出することもあります。

すると、排出するための腎臓で反応してしまって、腎臓がダメージを受けてしまったりすることや、その先の尿道などを痛めてしまうことがあるのです。

軽い症状なら、尿をしてなんだか痛い気がする程度なのですが、症状が重くなれば尿結石などによる血尿などが起こります。

最悪の場合には、体内の菅が詰まってしまったり、痛みによるショック死も考えられます。



|たんぱく質のとり過ぎを見分けるには?


肝臓や腎臓機能の低下の見分け方も紹介しておきましょう。

尿素と比べてアンモニアは臭いが強いため、そのままアンモニアが排出される場合には、尿や汗がアンモニア臭くなります。

尿や汗がつーんと臭うときには、
・たんぱく質をとり過ぎない
・腎臓に優しい食事をする
・塩をとり過ぎない
・糖分をとり過ぎない

といったことを意識すると良いでしょう。



ちなみに、肝臓に優しい食べものは
・レバー
・しじみ
・小豆
・ブロッコリー

腎臓に優しい食べものはこんな感じです。
・しじみ
・キャベツ
・にんにく
・ごま

内臓と筋肉、両方の足並みを揃えてトレーニングしていくようにも意識したいですね。



|まとめ


体内でアンモニアを尿素に変えることの重要性について紹介しました。

尿や汗からアンモニア臭がするなら、腎臓の能力をオーバーしています。

【尿や汗からアンモニア臭がしたら】
・たんぱく質をとり過ぎない
・肝臓や腎臓に優しい食事をする
・塩をとり過ぎない
・糖分をとり過ぎない



【肝臓に良い食べもの】
・レバー
・しじみ
・小豆
・ブロッコリー

【腎臓に良い食べもの】
・しじみ
・キャベツ
・にんにく
・ごま



最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。

mitineco


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